雑記

By ooladmin, 2014年2月17日

oolとして初めて作った曲は、恐縮ながら自分がとても好きな詩を歌わせて頂きました。すごーく大切にしていて、つらくなったりすると読みました。今まで何度も、きっとこれからも。バンドとしてスタジオ一発録りの、不安定さと荒さしかありませんが、昨今の安定したテクニカルなバンドが沢山いる中で、逆に不安定さを前面にとか書いて免罪符にしたいです。

みんなはどんな風に読むんだろう。人それぞれこの詩を読むと思い描くと思うんだ。自分はどこに向かっているんだろう、こっちであっているのかな、先がカーブになっているからこわいな、引き返そうかな。ひとりでやらなきゃならないことがたくさん。誰もかわってくれない。急いで、転んで、またやっちまったなぁ、相変わらず変わらないなぁとぼやきながらも、生きている以上、進まなくてはならないんだよねえ。いい加減最近は立ち止まりたいとか思っていると、遠くで誰かが頑張っていて、何を聞いたわけではないんだけど、声を聞いただけで、もう少しいけたりする。自分のやりたいことは、周りからこっぴどく言われたりするけれど、大丈夫、できるできる〜ってにこにこしながら言われると、状況は悪かったとしても、なんだか悪い気がしなかったりする。なんでだろうね、不思議だね。

世界72億人が好き勝手言葉を打ちまくる。72億人の溜息。72億人の喜び。世界の人口は1分に137人増えるらしい。1分に音楽はどのくらい生まれるんだろう。そしてどのくらい死ぬんだろう。言葉は見えないし重さもないけれど、いつか爆発してしまうんじゃなかろうか、とか想像します。沢山のことばを含んだ人間が、バーンって。なんだか自分は言葉も音楽もお腹いっぱいというか、エンドレスわんこそば状態みたいなのをやめたいなと、思ったりもして。いらんことはあまり言わないようにしようとか、考えたり。穏やか穏やか、手を繋いでいいながら、焦ってたり。自分で選択することを周りから見えない程度に放棄したり。目も口も耳も閉じてるくらいのが、丁度良いのかもなと、自分は。

またこうして言葉を書いたり、発表したり、ライブしたり、矛盾の雨あられで、呆れてしまいますが、白黒つけられない、白黒の間にある限りない灰色の豊かさを体いっぱいに感じて、好きな人がどこかで、手で顔を隠して笑っていてくれたらいいなと思います。そんなことを思いながら走っていきます。どっかへ。そしていつか、穏やかって言葉を、気持ち良く口に出来ればいいなあ。何も変わらないいつもの街。自転車を漕ぐ、変わらない道順。二週間前から変わらないショーウィンドウ。恐らくずっと変わっていない定食屋の今日のおすすめ。たいして変わらない放射線量。変わらないあなたとの関係。おいしいご飯、うまく話せない。まわりのひとたちはなんやかんやと騒ぎたて、いそぎ足。横目にみて、追い抜いてゆく。みんな早いね、もう結婚して子供いるの、焦るじゃないか。勘弁してくれよ、約束はいつか果たすよって本当かなあ。難しいねと、あっちの方に飛んでいった言葉。散歩をしてぶつかる肩、伸ばせなかった手、繋いだ手。クソにもならないたくさんの言葉を飲み込んで、何度も、何度でも、繰り返して、あなたを笑わせる言葉を考える。